クロスカブのミラー交換は、視認性を向上させ、安全な走行をサポートする重要なメンテナンスの一つだ。しかし、適合するミラーを選ぶには、ネジ径や締め方をしっかり確認する必要がある。特に、JA60 ミラー ネジ径とJA45 ミラー ネジ径は異なるため、モデルごとの違いを把握することが大切だ。
また、ミラー 純正をそのまま使うのか、カスタムミラーに変更するのかによって、取り付け方法や走行時の安定性にも影響が出る。さらに、クロスカブ ミラー 逆ネジのような特殊な仕様を持つミラーも存在するため、取り付け時には注意が必要だ。特に、クロスカブ50 ミラー ネジ径は他のモデルと異なるため、適合するパーツを選ぶことが重要となる。
この記事では、クロスカブのミラー交換に必要な基本知識を解説し、各モデルのネジ径の違いや正しい締め方を詳しく紹介する。スムーズなミラー交換を実現し、安全で快適なライディングを楽しむために、ぜひ参考にしてほしい。
- クロスカブのミラー交換に必要なネジ径や締め方の基本を理解できる
- JA60・JA45・クロスカブ50のミラーの規格や適合するミラーを知ることができる
- 純正ミラーとカスタムミラーの違いや、それぞれのメリット・デメリットを把握できる
- ミラー交換後の調整方法や、安全に取り付けるためのポイントを学べる
クロスカブ ミラー 交換の基本と準備

クロスカブのミラー交換は、安全性を向上させるだけでなく、見た目のカスタムや使い勝手の向上にもつながる。
純正ミラーのままでも十分な性能を持つが、自分のライディングスタイルに合わせたカスタムミラーを選ぶことで、より快適な走行が可能になる。
しかし、交換を行う際には、適合するネジ径や規格の確認、取り付け時の注意点を把握しておくことが重要だ。
ここでは、ミラー交換のメリットや基本知識、純正とカスタムの違い、さらには失敗しないためのポイントを詳しく解説する。
- クロスカブ ミラー 交換のメリットとは?
- ミラー交換前に確認すべきネジ径と規格
- クロスカブ ミラー 純正とカスタムの違い
- クロスカブ ミラー 交換時の注意点と失敗しないコツ
クロスカブ ミラー 交換のメリットとは?
クロスカブのミラーを交換することには、以下のような多くのメリットがあります。
1. 視認性の向上
純正ミラーでは、ライダーの体格や乗車姿勢によっては後方視界が制限されることがあります。ミラーを交換することで、視野角が広がり、後方の状況をより明確に把握できるようになります。
2. デザイン性の向上
ミラーはバイクの外観に大きな影響を与えるパーツの一つです。自分の好みに合ったデザインのミラーに交換することで、クロスカブのスタイルをより個性的に演出できます。
3. 機能性の向上
可倒式ミラーや振動吸収機能付きのミラーに交換することで、オフロード走行時の衝撃を吸収したり、走行中の振動による視界のブレを軽減することができます。
4. 安全性の向上
視認性や機能性が向上することで、後方確認がしやすくなり、事故のリスクを低減できます。特に夜間や悪天候時の走行では、視界の確保が安全運転に直結します。
5. 使い勝手の向上
ミラーの高さや角度を調整できるタイプに交換することで、自分のポジションに合わせた最適な視界を確保できます。これにより、長時間のツーリングでも疲れにくくなります。
6. カスタマイズの楽しみ
ミラー交換は比較的簡単に行えるカスタムの一つです。自分で作業することで、バイクへの愛着が深まり、メンテナンス技術の向上にもつながります。
以上のように、クロスカブのミラーを交換することで、視認性やデザイン性、機能性、安全性など、多くの面でメリットを享受できます。自分のライディングスタイルや好みに合わせて、最適なミラーを選ぶことが重要です。
ミラーを交換することで、視認性やデザイン、機能性を向上させることが可能だ。特におすすめのミラーを知りたい方は、こちらの記事【クロスカブ ミラー おすすめ6選】で詳しく紹介しているのでチェックしてほしい。

ミラー交換前に確認すべきネジ径と規格

クロスカブのミラーを交換する際、最も重要なのが「ネジ径」と「規格」の確認です。適合しないミラーを購入してしまうと、取り付けができなかったり、走行中に緩んでしまう可能性があります。スムーズに交換するために、事前にしっかりチェックしておきましょう。
クロスカブの純正ミラーのネジ径と規格
クロスカブのミラーは、モデルによってネジ径やネジの規格が異なります。特に、「JA45(旧型)」と「JA60(新型)」で違いがあるため注意が必要です。
- クロスカブ JA45(2018年モデル)
- ネジ径:10mm
- ネジ規格:正ネジ(時計回りで締まる)
- クロスカブ JA60(2022年モデル)
- ネジ径:10mm
- ネジ規格:正ネジ(時計回りで締まる)
- クロスカブ50(CC50)
- ネジ径:8mm
- ネジ規格:正ネジ(時計回りで締まる)
ほとんどのクロスカブシリーズでは10mmのネジ径が採用されていますが、50ccモデル(CC50)に関しては8mmとなっています。購入する際は、自分のバイクのモデルを確認し、適合するものを選びましょう。
ミラーには「正ネジ」と「逆ネジ」がある
バイクのミラーには、「正ネジ(時計回りで締める)」と「逆ネジ(反時計回りで締める)」の2種類があります。クロスカブの場合、左右とも正ネジが採用されていますが、一部のバイクでは左ミラーが逆ネジになっていることもあります。
「逆ネジ」が採用されている理由は、走行中の振動でミラーが緩んでしまうのを防ぐためです。特にヤマハ車などでは左ミラーが逆ネジになっているケースが多いため、他車種用のミラーを流用する場合は注意が必要です。
ミラーの取付け規格を確認する方法
ミラーを交換する前に、次の方法でネジ径と規格を確認できます。
- 取扱説明書を確認する
- 取扱説明書には、純正ミラーのネジ径や規格が記載されているため、事前にチェックしておくと安心です。
- 実際に測る
- ネジの直径を測るには「ノギス」という工具を使うのが一般的です。10mmか8mmかを測ることで、適合するミラーを判断できます。
- 既存のミラーを外して確かめる
- 純正ミラーを外して、ネジ山の方向(正ネジ or 逆ネジ)や、取り付け部分の形状を直接確認するのも良い方法です。
- バイクショップやメーカーサイトで確認
- バイクショップの店員に聞くか、メーカーの公式サイトで確認するのも確実な方法です。
ネジ径・規格が違うミラーを取り付ける方法
もし、ネジ径が合わないミラーを使用したい場合は「変換アダプター」を使うことで取り付けが可能です。
- 10mmのミラーを8mmのバイクに取り付ける場合:10mm→8mm変換アダプターを使用
- 逆ネジのミラーを正ネジのバイクに取り付ける場合:正ネジ→逆ネジ変換アダプターを使用
変換アダプターを使えば選択肢が広がりますが、余計な高さが出たり、強度が落ちる可能性もあるため、できるだけ純正規格に適合したミラーを選ぶのがベストです。
ミラーの取り付けに必要な工具
ミラーを交換する際には、基本的にモンキーレンチや**スパナ(14mmまたは17mm)**があれば十分です。ただし、変換アダプターを使う場合や、サビついているミラーを外す場合は、**潤滑スプレー(CRC 5-56など)**を用意するとスムーズに作業できます。
まとめ
クロスカブのミラーを交換する際は、事前にネジ径やネジ規格を確認し、適合するミラーを選ぶことが重要です。クロスカブJA45、JA60ではネジ径10mm・正ネジ、クロスカブ50ではネジ径8mm・正ネジが基本となります。
また、正ネジ・逆ネジの違いや、変換アダプターの有無も考慮し、自分のクロスカブに最適なミラーを選びましょう。交換前にしっかり確認することで、スムーズな取り付けが可能になり、安全性や使い勝手の向上にもつながります。
クロスカブ ミラー 純正とカスタムの違い

クロスカブのミラーは、純正とカスタムで特徴が大きく異なります。それぞれの違いを理解し、自分の用途に合ったミラーを選ぶことが大切です。ここでは、純正ミラーとカスタムミラーの特徴を比較し、どちらが適しているのかを解説します。
純正ミラーの特徴
クロスカブに標準装備されている純正ミラーは、安全性と視認性を重視して設計されています。
- 適正な視野角が確保されている
- クロスカブの純正ミラーは、ライダーの視界を最大限に広げるよう設計されており、後方確認がしやすい仕様です。
- 振動に強い設計
- 走行中の振動によるブレを最小限に抑える構造になっており、視認性が良い。
- 法規制に適合
- 純正ミラーは道路運送車両法の保安基準を満たしており、車検や整備時に問題が起きることがない。
- 耐久性が高い
- メーカー純正部品であるため、耐久性が高く長期間使用できる。
- デザインはシンプル
- クロスカブの純正ミラーは、機能性を優先したデザインで、装飾性は控えめ。
カスタムミラーの特徴
カスタムミラーは、純正品と異なりデザインや機能が多様で、ライダーの好みに応じて選択できます。
- デザインの自由度が高い
- クラシック、スクエア型、ラウンド型など、さまざまな形状があり、愛車のスタイルに合わせて選べる。
- サイズや角度を調整可能
- 一部のカスタムミラーには、可動域が広いものがあり、ライダーの体格や乗車姿勢に合わせて最適な角度に調整可能。
- 軽量なモデルが多い
- 純正よりも軽量な素材(アルミ合金やカーボン)を使用したミラーがあり、軽量化にも貢献。
- 視認性に優れたものもある
- ブルーミラーやワイドミラーなど、後方確認の視認性を向上させるものがある。
- 法規制に注意が必要
- 一部のカスタムミラーは、保安基準を満たさない可能性があるため、購入前に確認が必要。
- 振動によるブレが出る場合もある
- 純正ミラーと比較すると、固定強度が劣るものもあり、走行中にブレが発生しやすいものもある。
純正ミラーとカスタムミラーには、それぞれ特徴がある。どのミラーを選ぶか悩んでいるなら、こちらの【クロスカブ ミラー おすすめ6選】で具体的なおすすめミラーをチェックしよう。
どちらを選ぶべきか?
- ツーリングや街乗りがメインの人 → 純正ミラーがおすすめ。安定性と視認性が高く、長距離走行でも安心。
- バイクの外観を個性的にしたい人 → カスタムミラーがおすすめ。好みのデザインや機能に合わせて選べる。
- 安全性を重視したい人 → 純正ミラーまたは、保安基準適合のカスタムミラーを選ぶべき。
クロスカブはアウトドアやツーリングを楽しむライダーが多いため、安全性と実用性を考慮しながらミラーを選ぶことが重要です。自分の用途に合わせたミラーを選び、快適なライディングを楽しみましょう。
クロスカブ ミラー 交換時の注意点と失敗しないコツ

クロスカブのミラーを交換する際、適切な手順を踏まないと、ミラーが緩んだり、走行中に視認性が悪化することがあります。ここでは、交換時の注意点と、失敗を防ぐコツについて詳しく解説します。
ミラー交換時の注意点
- ネジ径とネジ規格を確認する
- クロスカブのミラーは、モデルによってネジ径が異なるため、購入前に必ずチェック。
- JA45・JA60:10mm正ネジ、CC50:8mm正ネジが基本。
- ミラーの固定強度を確認する
- ミラーがしっかりと固定されていないと、走行中にズレる可能性がある。
- 緩みを防ぐため、締め付けトルクを適正にする。
- 左右の視認性を事前にチェックする
- 交換後に、後方確認の視界が狭くならないよう調整する。
- ミラーの角度が適切でないと、死角が増える原因になる。
- 逆ネジと正ネジの確認をする
- クロスカブは左右とも正ネジだが、他メーカーのバイクでは逆ネジを採用していることもあるため、流用する場合は注意。
- 保安基準に適合しているかを確認する
- 一部のカスタムミラーは視界確保が不十分なものがあり、車検や整備時に問題になることがある。
失敗しないためのコツ
- 交換前に純正ミラーの位置を写真に撮る
- 交換前のミラーの角度を記録しておくと、新しいミラーを適切な位置に調整しやすい。
- 適切な工具を使う
- 14mmまたは17mmのスパナやモンキーレンチを用意し、ネジを確実に締める。
- 強く締めすぎるとネジ山を壊す可能性があるため、適度な力で締める。
- 振動対策を施す
- 走行中の振動で緩まないよう、**ネジの緩み止め剤(ロックタイト)**を使用すると安定する。
- ゴムワッシャーを使用すると、ミラーの角度調整がスムーズになり、ブレも軽減できる。
- ミラーの高さを適切に調整する
- 高すぎると風圧を受けやすく、低すぎると視認性が低下するため、自分の視線に合わせる。
- 試走して確認する
- 取り付け後は、実際に走行して視界の確認を行う。
- 振動によるズレがないか、後方確認がしやすいかをチェックする。
- ミラーアダプターの使用を検討する
- ミラーの位置が合わない場合は、オフセットアダプターを使用すると、視認性を向上できる。
クロスカブのミラー交換は、基本的な手順を守れば初心者でも簡単に行えます。しかし、細かい調整や適合確認を怠ると、走行中の安全性に影響を及ぼす可能性があります。確実な取り付けを行い、視認性を最大限に確保した状態で快適なライディングを楽しみましょう。
クロスカブ ミラー 交換の手順と調整方法

クロスカブのミラー交換は、適切なネジ径や締め方を理解し、正しい手順で作業を進めることが重要です。ミラーは視認性を確保するための大切なパーツなので、交換後の角度調整もしっかり行いましょう。ここでは、クロスカブJA60・JA45・CC50のミラー交換の具体的な手順と、ネジ規格、逆ネジの対応策、交換後の視認性向上のポイントを詳しく解説します。
- クロスカブ ja60 ミラー ネジ径と締め方のポイント
- クロスカブ ja45・クロスカブ50 ミラー ネジ仕様
- クロスカブ ミラー 逆ネジの特徴と対応策
- ミラー交換後の角度調整と視認性の最適化
- 「クロスカブのミラー 交換」に関連する Q&A
クロスカブ ja60 ミラー ネジ径と締め方のポイント
クロスカブJA60のミラー交換を行う際には、ネジ径の正確な確認と適切な締め方が重要です。ミラーがしっかり固定されていないと、走行中の振動で角度がズレたり、最悪の場合には脱落してしまう可能性があります。ここでは、クロスカブJA60のミラー交換時に必要なネジ径や締め方のポイントを詳しく解説します。
クロスカブJA60のミラーのネジ径
クロスカブJA60のミラー取り付け部分は、**正ネジ(時計回りで締まる)仕様で、ネジ径は「M10×1.25」**となっています。これは一般的なバイクミラーの規格と同じため、カスタムミラーも豊富に選択できます。
ただし、純正ミラーを交換する際には、適合するネジ径を再確認しておくことが重要です。特にカスタムパーツの中には「M8」や「M10×1.5」といった異なる規格のものもあるため、購入前にネジ径を必ずチェックしましょう。
ミラー取り付け時の締め方のポイント
- ネジを軽く回して仮止めする
ミラーを取り付ける際は、いきなり工具で強く締めず、まずは手で回して仮止めします。無理に回すとネジ山を潰す原因になります。 - 適切なトルクで締める
ミラーの締め付けには適切なトルクがあり、一般的には**8~12N・m(ニュートンメートル)**程度が推奨されます。締めすぎると、ネジ穴が傷んでしまい、次回の交換時にトラブルの元になります。 - 緩み止めを活用する
走行中の振動でミラーが緩むのを防ぐために、ネジ部分に「ネジロック剤」や「ワッシャー」を使用するのも有効です。特にロングツーリングをする場合は、締め付け確認を定期的に行いましょう。 - ミラーの角度を最適に調整する
取り付け後、ミラーの角度を確認し、視認性の良いポジションに調整します。この際、ミラーの根元部分を適度に締め付け、走行中に動かないようにしましょう。
クロスカブJA60のミラー交換は、適合するネジ径の選定と適切な締め方が重要です。正しく取り付けることで、安全性を確保しながら快適なライディングを楽しめます。
クロスカブ ja45・クロスカブ50 ミラー ネジ仕様

クロスカブJA45(110cc)とクロスカブ50(CC50)は、見た目が似ているものの、ミラーのネジ規格が異なります。ミラー交換を行う際には、それぞれのネジ径やネジの種類を正しく理解し、適合するミラーを選ぶことが重要です。
クロスカブJA45(110cc)のミラーのネジ仕様
クロスカブJA45のミラー取り付け部分は、**正ネジ仕様で「M10×1.25」**のネジ径を採用しています。これは、クロスカブJA60と同じ規格のため、互換性のあるミラーが多く、純正ミラーはもちろん、カスタムミラーも豊富に選べます。
また、クロスカブJA45には「逆ネジ仕様のミラー」はありません。そのため、ミラーを交換する際には、必ず正ネジ(時計回りで締める)タイプのミラーを選ぶ必要があります。
クロスカブ50(CC50)のミラーのネジ仕様
クロスカブ50(CC50)は、小型バイク(原付一種)に分類されるため、ミラーのネジ径も110ccモデルとは異なります。
- ネジ径:M8×1.25(正ネジ)
- 仕様:片側ミラー標準装備(片側のみ取り付け可能)
クロスカブ50は、純正状態では片側のみのミラーが装着されているため、もう片方にもミラーを取り付けたい場合は「M8→M10変換アダプター」が必要です。このアダプターを使用することで、110ccモデル用のM10規格のミラーを装着できるようになります。
ミラー選びの注意点
- ネジ径の確認を怠らない
クロスカブJA45は「M10×1.25」、クロスカブ50は「M8×1.25」と、サイズが異なるため、適合するミラーを選ぶ必要があります。 - 変換アダプターを活用する
クロスカブ50にM10規格のミラーを付けたい場合は、「M8→M10変換アダプター」を使用しましょう。 - 純正ミラーとカスタムミラーの違いを理解する
純正ミラーは視認性が高く、安全面で優れていますが、カスタムミラーはデザインや角度調整の自由度が高いため、好みに合わせて選ぶとよいでしょう。
クロスカブJA45(110cc)とクロスカブ50(CC50)ではミラーのネジ径が異なるため、交換時には適切な規格を選ぶことが大切です。特にクロスカブ50のオーナーは、カスタム時に変換アダプターが必要になることを覚えておきましょう。
クロスカブ ミラー 逆ネジの特徴と対応策

クロスカブのミラー交換を考える際に、「逆ネジ」という言葉を目にすることがあります。一般的なバイクミラーの多くは正ネジ仕様ですが、一部のバイクには逆ネジのミラーが採用されています。クロスカブの場合、どのモデルが逆ネジなのか、また逆ネジに対応するための方法について詳しく解説します。
クロスカブのミラーは正ネジか逆ネジか?
クロスカブ(CC110・CC50・JA45・JA60)では、基本的に両側とも正ネジ(時計回りで締める)仕様になっています。したがって、一般的なバイクミラーをそのまま装着することができます。
しかし、ヤマハなどの一部メーカーでは、右側ミラーが逆ネジ(反時計回りで締める)仕様になっている車種があります。これは、走行中に風圧や振動でミラーが緩まないようにするための設計です。そのため、クロスカブのミラー交換時に他のバイク用のミラーを流用する場合は、ネジの仕様をしっかり確認することが重要です。
逆ネジ仕様のミラーを取り付ける場合の対応策
もし逆ネジのミラーをクロスカブに取り付けたい場合や、逆に逆ネジ仕様のバイク用ミラーを流用したい場合は、以下の方法で対応可能です。
- 逆ネジ→正ネジ変換アダプターを使用する
逆ネジミラーをクロスカブに装着する場合、**「逆ネジ→正ネジ変換アダプター」**を使用すれば取り付けが可能になります。これにより、ミラーの選択肢が広がり、好みのデザインを選ぶことができます。 - 正ネジのミラーを選ぶ
クロスカブの純正仕様に合わせて、最初から正ネジ仕様のミラーを選ぶのも一つの方法です。特に、HONDA純正ミラーや一般的なカスタムミラーの多くは正ネジ仕様なので、特別なアダプターなしで取り付けることができます。 - ミラー取付部のネジ径も確認する
逆ネジ・正ネジに加えて、ネジ径の違いにも注意が必要です。クロスカブのミラー取付部は「M10×1.25」が標準仕様なので、それ以外のサイズ(M8やM10×1.5など)のミラーを取り付ける場合は、ネジ径変換アダプターが必要になります。
まとめ
クロスカブのミラーは基本的に正ネジ仕様なので、逆ネジミラーを取り付ける場合は変換アダプターを活用すると便利です。また、ネジ径やミラーの互換性も考慮して、スムーズに交換できるよう準備しましょう。
ミラー交換後の角度調整と視認性の最適化

ミラーを交換した後、そのままでは適切な視界が確保できず、安全なライディングが難しくなることがあります。適切な角度に調整することで、視認性を最大限に高め、快適な走行を実現できます。ここでは、クロスカブのミラー交換後に行うべき角度調整のポイントや、視認性を向上させるコツを詳しく解説します。
ミラーの角度調整の基本
クロスカブのミラーは、ライダーの肩越しに後方が見えるように調整することが重要です。以下の手順で、適切な角度に調整しましょう。
- バイクにまたがった状態で調整する
実際に運転する姿勢でミラーを調整することで、適切な視界を確保しやすくなります。スタンドを立てたまま調整すると、実際の運転時に視界がズレる可能性があるため、必ず乗車した状態で調整しましょう。 - 左右ミラーのバランスを整える
左右のミラーが適切にバランスを取れていないと、片方の視界が極端に狭くなったり、ミラー同士の角度が異なり違和感を覚えたりします。左右ミラーの高さや角度を統一し、均等に見えるように調整します。 - 後方の視認性を最優先にする
ミラーの角度を調整する際、ライダーの肩や腕が映り込まず、後方がしっかり見えるように調整することが重要です。ミラーの外側3分の2が道路や後続車を映し、内側3分の1が自分の体やバイクの一部が映る程度が理想的です。
視認性を向上させるポイント
ミラーの角度を最適に調整した後、さらに視認性を向上させるために、以下の点も考慮しましょう。
- 防振機能付きミラーを選ぶ
走行中の振動によってミラーがブレると、後方の視認性が低下します。防振機能付きのミラーを使用することで、振動の影響を抑え、クリアな視界を維持できます。 - ブルーミラーを活用する
ブルーミラーは、夜間や強い日差しの下でも、後続車のヘッドライトの眩しさを軽減する効果があります。特に夜間走行が多いライダーにはおすすめです。 - 広角ミラーで死角を減らす
通常のミラーよりも広い視界を確保できる広角ミラーを装着すると、より安全なライディングが可能になります。特に交差点や車線変更時の安全確認がしやすくなります。 - 定期的にミラーの位置を確認する
一度調整したミラーも、走行中の振動や経年劣化でズレることがあります。定期的にネジの緩みを確認し、必要に応じて角度を微調整しましょう。
交換後の角度調整を適切に行うことで、安全なライディングが可能になる。ミラーを交換する際は、おすすめのミラーを事前に選ぶことも重要だ。【クロスカブ ミラー おすすめ6選】では、視認性やデザインに優れたミラーを紹介しているので参考にしてほしい。

まとめ
クロスカブのミラー交換後は、適切な角度に調整し、視認性を確保することが重要です。ライディング姿勢に合わせた角度調整、左右のバランス調整、広角ミラーや防振機能付きミラーの活用など、安全な走行のための工夫を忘れずに行いましょう。
「クロスカブのミラー 交換」に関連するQ&A

ここでは、クロスカブのミラー交換に関するよくある疑問について詳しく解説します。交換費用やネジサイズ、法規制など、ミラー交換を検討している方に役立つ情報をまとめました。
Q. サイドミラーのミラーのみ交換する費用はいくらですか?
サイドミラーの「鏡面部分のみ」を交換する場合、費用は1,000円〜5,000円程度が一般的です。
費用が変動する要因
- 純正かカスタムか
- 純正ミラーの鏡面交換:純正部品を取り寄せる場合、メーカーや販売店によって価格が異なるが、1,500円〜3,500円程度。
- カスタムミラーの鏡面交換:デザインやブランドによるが、2,000円〜5,000円程度。
- 交換方法
- 自分で交換する場合は部品代のみ。
- バイクショップや整備工場で交換を依頼すると、工賃が1,000円〜3,000円かかるため、トータルで3,000円〜8,000円程度になる。
- 破損の程度
- 鏡面のみ交換できる場合と、フレームごと交換が必要な場合があり、後者は費用が高くなる。
【コストを抑えるポイント】
- 純正ミラーであれば、ネットショップやバイク用品店で部品を購入し、自分で交換するのが最も安価。
- カスタムミラーを使用している場合は、対応する交換用ミラーが販売されているかを事前に確認することが重要。
Q. クロスカブ110のミラーのネジサイズは?
クロスカブ110(JA45/JA60)のミラーのネジサイズは、10mmの正ネジが標準です。
【モデル別のネジ径】
- クロスカブ110(JA45・JA60):10mm 正ネジ(正回転)
- クロスカブ50(CC50):8mm 正ネジ(正回転)
【購入時の注意点】
- ネジ径が合わないミラーを購入すると、取り付けできないため、必ず適合サイズを確認する。
- ミラーの高さや角度を調整できる**アダプター(10mm→8mm変換など)**も市販されているため、別規格のミラーを使用したい場合は検討するとよい。
【逆ネジとの違い】
- 他メーカーのバイクでは「逆ネジ(左回しで締まる)」を採用している車種もあるが、クロスカブは左右とも正ネジ仕様のため、間違えないよう注意が必要。
Q. バイクのミラーは片方だと捕まりますか?
結論として、公道を走行する場合、バイクのミラーは片方だけでは違反になる可能性がある。
【法規制について】
- 50cc以上のバイクは左右両方にミラーが必要
- 道路運送車両法の保安基準では、原付二種(51cc以上)や大型バイクは左右にバックミラーが装備されていなければならないと定められている。
- クロスカブ110(JA45・JA60)は原付二種(110cc)なので、ミラーは左右必要。
- 50cc以下のバイク(原付一種)は右ミラーのみでもOK
- 原付一種(50cc以下)は右側にミラーがあれば違反にはならないが、左ミラーもつけた方が安全。
- クロスカブ50(CC50)は50ccなので、右ミラーのみでも公道走行可能。
【取り締まりのリスク】
- 左ミラーを外して走行した場合でも、整備不良や安全性の観点から警察に注意される可能性がある。
- 片方のミラーでは後方確認がしにくくなり、事故のリスクが高まるため、安全性を考えると両方装備するのが望ましい。
【まとめ】
✅ クロスカブ110は、左右両方のミラーが必須(片方だと違反)。
✅ クロスカブ50は、右ミラーがあれば違反にはならないが、両方つけるのが望ましい。
✅ 実際の運転時の安全性を考慮し、両ミラーを装備するのがベスト。
Q. バイクのミラーの修理代はいくらですか?
バイクのミラー修理費用は、破損の程度や修理方法によって異なるが、3,000円~15,000円程度が一般的。
【修理費用の目安】
- 鏡面のみ交換(ガラス部分のみ割れた場合)
- 1,000円~5,000円(ミラーのみ購入してDIY修理可能)。
- ミラーフレームが曲がった場合
- ミラーごと交換が必要になることが多く、3,000円~8,000円程度。
- 取り付け部のネジ破損(ステーやアームが損傷)
- ネジ山の修正やステー交換が必要になり、5,000円~15,000円程度。
- バイクショップでの修理を依頼すると、工賃が1,000円~3,000円追加される。
【安く修理する方法】
- 軽度の破損(ミラー割れ)であれば、社外品の交換用ミラーを購入してDIY交換すると安く済む。
- ヤフオクやメルカリで中古の純正ミラーを探すと、新品よりもコストを抑えられる。
- ネジ部分の破損はリコイル修理キットを使えば、修理工賃を節約できる。
【交換と修理どちらがよい?】
- 軽微な損傷(ガラス割れ、ネジ緩み)なら修理。
- 大きな破損(フレーム曲がり、取り付け部破損)なら交換の方が確実で安全。
クロスカブのミラー修理は比較的簡単に行えるため、DIYでの修理・交換も検討するとよいでしょう。
まとめ
クロスカブのミラー交換に関するQ&Aをまとめました。
✅ ミラーのみ交換の費用は1,000円~5,000円、工賃を含めると3,000円~8,000円程度。
✅ クロスカブ110のミラーネジ径は10mm正ネジ、クロスカブ50は8mm正ネジ。
✅ クロスカブ110は両ミラー必須、クロスカブ50は右ミラーのみでもOK。
✅ ミラー修理費用は3,000円~15,000円程度、破損の程度による。
安全な走行のため、適切なミラーを装備し、視認性を確保することが大切です。ミラー交換や修理の際は、ネジ規格や取付方法を確認しながら、正しくメンテナンスを行いましょう!
クロスカブ ミラー 交換に関する重要ポイント:まとめ
- クロスカブのミラー交換は安全性・視認性・デザイン向上につながる
- 純正ミラーとカスタムミラーは用途やデザインが異なる
- クロスカブのミラーネジ径はモデルごとに異なるため事前確認が必要
- JA45・JA60のミラーネジ径は10mm、クロスカブ50は8mm
- クロスカブのミラーは基本的に正ネジ仕様である
- ネジ径が異なるミラーを装着する場合は変換アダプターが必要
- ミラー交換時には適切な工具(スパナ・レンチ)を使用する
- 取り付け後は角度を調整し、視認性を最適化する
- 防振機能付きミラーを使用すると走行中のブレを軽減できる
- バイクのミラーには保安基準があり、適合品を選ぶ必要がある
- クロスカブ110は両ミラー装着が必須、クロスカブ50は右ミラーのみでも可
- 走行時の安全性を考え、定期的にミラーの緩みをチェックする
- ミラー交換後は実際に試走し、視認性を確認することが重要
- ミラー修理や交換の費用は破損の程度により異なり、3,000~15,000円程度
- DIYで交換・修理を行う場合、純正品・互換品の選択肢を考慮する