クロスカブのハンドルカスタムは、乗り心地や操作性を大きく変える人気のカスタムのひとつだ。ハンドル交換を行うことで、ライディングポジションの調整が可能になり、自分に合った快適な走行スタイルを実現できる。
たとえば、個性的なスタイルを求めるならチョッパーハンドル、ツーリング向けにはハンドルアップ、安定した走行を求めるなら適切なハンドル幅の調整が重要になる。また、剛性を高めて振動を抑えるならハンドルブレースを活用し、高さや角度を調整したい場合はハンドルマウントの変更が効果的だ。
さらに、走行時の快適性を向上させるために、適切なハンドルバーを選び、冬場の寒さや雨天時の防風対策としてハンドルカバーを活用するのもおすすめだ。本記事では、クロスカブのハンドルカスタムに関する基本情報から、具体的なカスタム方法、必要なパーツまで詳しく解説していく。
- クロスカブのハンドルカスタムの基本(ハンドル交換による乗り心地や操作性の変化)
- ハンドルの種類と選び方(チョッパーハンドルやハンドルアップなどの特徴と適した用途)
- カスタムに必要なパーツと工具(ハンドルブレース・ハンドルマウント・ハンドルバーなどの役割)
- 快適なカスタムのコツと注意点(ハンドル幅や高さの調整、ハンドルカバーの活用法)
クロスカブ ハンドル カスタムの魅力と基本
クロスカブはカスタムの自由度が高く、ハンドル交換やカスタムを施すことで、見た目や乗り心地が大きく変わるバイクです。純正の状態でも十分に魅力的ですが、自分のスタイルや用途に合わせてハンドルを変えることで、より快適な走行やオリジナルなカブを作ることができます。
ここでは、ハンドルカスタムの影響や純正との違い、初心者でも簡単にできるカスタム方法、必要な工具などについて詳しく解説していきます。
- クロスカブのハンドルカスタムで変わる乗り心地
- 純正ハンドルとカスタムハンドルの違い
- 初心者でも簡単にできるハンドルカスタム
- カスタムに必要な工具と準備
- クロスカブのハンドルカスタムに関する Q&A
クロスカブのハンドルカスタムで変わる乗り心地

クロスカブのハンドルをカスタムすることで、乗り心地の快適さや操作性が大きく変化する。ハンドルの形状や高さ、幅、剛性が変わることで、ライディングポジションやハンドリングに影響を与え、走行の安定性や疲労軽減にもつながる。
1. 乗車姿勢の変化
ハンドルカスタムの最大の影響は、ライダーの乗車姿勢(ライディングポジション)の変化である。例えば、以下のような変更が可能だ。
- アップハンドル(高めのハンドル)に変更
- ハンドルが高くなることで、腕を自然な角度で保持でき、長時間のツーリングでも疲れにくい。
- 上半身が起きるため、視界が広がり、街乗りやツーリングでの安全性が向上。
- 絞りハンドル(狭めのハンドル)に変更
- 腕の幅が狭まるため、ライディングポジションがコンパクトになり、操作がしやすくなる。
- ただし、ハンドルが狭すぎるとハンドリングがクイックになりすぎるため、バランスが必要。
- チョッパーハンドルやフラットバー
- チョッパーハンドルは個性的な見た目を演出できるが、極端にハンドルが上がると肩や腕に負担がかかる。
- フラットバーはスポーティな乗り味になり、軽快な操作感を求める人に最適。
2. ハンドル幅の変更でコントロール性が変わる
ハンドルの幅も乗り心地に大きく影響する。幅を広げると安定性が増し、狭めるとクイックなハンドリングになる。
- ハンドル幅を広げる
- バイクの挙動が穏やかになり、直進安定性が向上。
- 長距離ツーリング時に腕の負担が軽減される。
- ただし、取り回しが若干悪くなり、狭い路地や駐車時に不便を感じることも。
- ハンドル幅を狭める
- 小回りが利き、街乗りや狭い道での操作がしやすくなる。
- ただし、ハンドルのブレが増し、長距離走行時の疲労が蓄積しやすい。
3. ハンドルブレース・ハンドルマウントの影響
ハンドルカスタムをする際、ハンドルブレースやハンドルマウントの変更も影響を与える。
- ハンドルブレース(補強バー)
- 剛性を高め、ハンドルのたわみを抑えて安定した操作性を実現。
- ダート走行や長距離ツーリングで、手の疲れを軽減する効果もある。
- ハンドルマウントの変更
- 高さ調整が可能になり、乗り心地を自分好みに調整できる。
- ゴムマウント付きのものを選ぶと、路面の振動を軽減し、快適性が向上。
4. 風の影響と長距離走行の快適性
ハンドルの高さや形状は、風の影響にも大きく関わる。特に長距離ツーリングでは、ハンドルカスタムによる防風効果が重要になる。
- アップハンドルは、風を受けやすくなるため、高速道路での安定性が低下しやすい。
- フラットなハンドルや低めのハンドルにすると、伏せる姿勢がとりやすくなり、風の影響を受けにくい。
- ハンドルカバーの装着で、冬場の防風・防寒対策も可能。
まとめ
クロスカブのハンドルカスタムは、乗車姿勢・操作性・安定性・快適性に大きな影響を与える。自分の用途や走行環境に応じて、適切なカスタムを施すことで、より快適なライディングを楽しめる。特に、長距離ツーリングを楽しむならアップハンドルやハンドルブレースの導入が有効。逆に、街乗り重視ならハンドル幅を狭め、取り回しやすさを優先するのがおすすめだ。
純正ハンドルとカスタムハンドルの違い

クロスカブのハンドルをカスタムする際、最初に考えるべきは「純正ハンドル」と「カスタムハンドル」の違いである。純正ハンドルはメーカーが設計したバランスの取れたハンドルだが、カスタムハンドルはライダーの好みに応じて選ぶことができる。ここでは、それぞれの特徴やメリット・デメリットについて詳しく解説する。
1. 純正ハンドルの特徴
純正ハンドルは、HONDAがクロスカブの特性に合わせて設計した標準のハンドルであり、以下のような特長がある。
- 標準的なライディングポジション
- 無理のない姿勢で運転でき、長距離走行でも疲れにくい。
- バランスの取れた高さ・幅で、多くのライダーに適応する。
- 振動やブレを抑える設計
- 純正のハンドルは適度な剛性と柔軟性を兼ね備えており、走行中の振動を吸収しやすい。
- 街乗りやツーリングに最適な安定感がある。
- 法律・安全基準をクリア
- 純正ハンドルは国の安全基準に準拠しており、車検時にも問題なく通る。
- ハンドル幅や高さが適正範囲内に収まっているため、追加の手続きなしでそのまま使用できる。
- デメリット
- 見た目の個性が少なく、他のクロスカブと差別化しにくい。
- カスタムに比べると、細かなポジション調整がしにくい。
2. カスタムハンドルの特徴
カスタムハンドルは、ライダーの好みや用途に合わせて変更できる自由度の高いハンドルで、以下のようなメリットがある。
- 自由なライディングポジションの調整
- 高さや幅を変更することで、自分に合った快適なポジションを作れる。
- 例えば「アップハンドル」なら腕の負担を軽減し、「低めのハンドル」なら風の抵抗を減らせる。
- 見た目のカスタマイズ
- クロスカブのスタイルに合わせて、チョッパーハンドル、アップハンドル、コンパクトな絞りハンドルなど、様々なデザインが選べる。
- ハンドルのカラーを変更することで、車体との統一感を出すことも可能。
- ライディング特性の変化
- ハンドル幅を広げることで、安定感を増し、直進性が向上する。
- 逆に幅を狭めると、小回りがしやすくなり、街乗りでの操作性が向上。
- デメリット
- 純正と異なり、ハンドル変更に伴うケーブルやスイッチ類の延長作業が必要になることがある。
- 一部のハンドル形状は、ハンドルロックや車検基準に適合しない可能性があるため注意が必要。
- 純正に比べ、剛性が低いものを選ぶと、振動が増えたり、長時間走行で疲れやすくなることも。
3. 純正ハンドルとカスタムハンドルのどちらを選ぶべきか?
クロスカブのハンドルをカスタムするかどうかは、使用目的やライディングスタイルによって選ぶのがベスト。
- 純正ハンドルが向いている人
- 走行時の安定感や快適性を重視したい人。
- 長距離ツーリングを頻繁に行う人で、純正の振動吸収性や剛性を活かしたい人。
- カスタムに必要なケーブル延長や調整作業を避けたい人。
- カスタムハンドルが向いている人
- オリジナリティを出したい人や、クロスカブの見た目をさらに楽しみたい人。
- 走行スタイルを細かく調整したい人(街乗りなら取り回しの良い絞りハンドル、ツーリングなら快適なアップハンドル)。
- ハンドルブレースやグリップ、マウント類を組み合わせて、より快適なポジションにしたい人。
まとめ
純正ハンドルは、安定性や安全性が高く、初心者にも扱いやすいが、個性を出しにくい。一方、カスタムハンドルは、自分好みにライディングポジションやスタイルを変更できるが、調整や取り付け作業が必要になる。どちらを選ぶかは、自身の用途やライディングスタイルに合わせて検討すると良い。特に、長距離ツーリングが多い人は振動吸収性の高いカスタムハンドルを選ぶことで、より快適な走行が可能になる。
初心者でも簡単にできるハンドルカスタム

クロスカブのハンドルカスタムは、専門知識がなくても比較的簡単に挑戦できるカスタムのひとつだ。純正のハンドルから自分好みのデザインに変えることで、見た目の個性を引き立てるだけでなく、乗り心地も向上させることができる。ここでは、初心者でも実践しやすいハンドルカスタムの方法や必要な道具、注意点について詳しく解説する。
1. 簡単にできるハンドルカスタムの種類
初心者でも手軽にできるカスタムには、以下のようなものがある。
- ハンドルバーの交換
- クロスカブの雰囲気をガラッと変える最も手軽なカスタム。
- 純正より幅の広いものや、高さのあるアップハンドル、低めのチョッパーハンドルなど、選択肢が豊富。
- ハンドルブレースの装着
- ハンドル中央部を補強し、剛性を高めるパーツ。
- 取り付けることでハンドルのブレを抑え、見た目のカスタム性もアップする。
- グリップの交換
- 操作性や見た目の印象を変えられる手軽なカスタム。
- ラバー製、アルミ製、レザー調など、デザインや手触りを自由に選べる。
- ハンドルカバーの取り付け
- 冬場の防寒対策として、簡単に取り付けられるアイテム。
- ツーリング用途にも便利で、雨天時の手の冷えを軽減できる。
2. 必要な道具と準備
ハンドルカスタムを行う前に、以下の道具を揃えておくとスムーズに作業できる。
- 六角レンチ・スパナ:ハンドルクランプやボルトを固定・取り外す際に使用。
- ドライバーセット:グリップやスイッチ類を取り外す際に必要。
- 潤滑スプレー(パーツクリーナー):古いグリップを外しやすくするために使用。
- トルクレンチ:適正な力でボルトを締めるためにあると便利。
初心者でもこの程度の工具があれば、基本的なハンドルカスタムは十分に行うことが可能だ。
3. 初心者向け!簡単なハンドル交換の手順
初心者でもできる基本的なハンドル交換の手順を紹介する。
- ハンドル周りのスイッチ類を外す
- ウインカーやライトのスイッチ、ブレーキレバーなどをドライバーで緩める。
- グリップは潤滑スプレーを使うと外しやすい。
- ハンドルクランプを緩める
- スパナや六角レンチを使って、ハンドルを固定しているクランプを緩める。
- クランプを外したら、純正ハンドルを取り外す。
- 新しいハンドルを装着する
- 交換するハンドルの角度や位置を調整しながら、クランプを固定する。
- ハンドルが左右対称になっているか、乗車姿勢を確認しながら調整する。
- スイッチ類・グリップを元に戻す
- ハンドルにスイッチやブレーキレバーを装着し、しっかり固定する。
- 最後にグリップを取り付け、ズレがないか確認する。
- 最終確認
- ハンドルの動きがスムーズか、ロック時に干渉しないかをチェック。
- 走行テストを行い、安全性を確かめる。
4. 初心者が注意すべきポイント
初めてハンドルカスタムをする際は、以下の点に注意して作業を進めよう。
- 配線やケーブルの長さを確認
- 純正より幅広いハンドルを装着すると、スロットルやブレーキのケーブルが届かなくなることがある。
- その場合は、延長ケーブルを用意するか、ケーブルの取り回しを調整する。
- 適正トルクで締め付ける
- ハンドルクランプのボルトは、強く締めすぎるとクランプが変形し、弱いとハンドルがズレる原因になる。
- トルクレンチを使い、適正な締め付けを行う。
- 保安基準を満たしているか確認
- ハンドルの高さや幅が法律の範囲を超えていると、車検が通らない場合がある。
- 純正に比べて大きく変更する場合は、事前に規格を確認しておくこと。
- 試乗して安全性をチェック
- 交換後は、必ず試乗して操作性やフィット感を確認する。
- ステアリングの違和感やケーブルの張りがないかをチェックし、安全に走行できることを確認する。
まとめ
初心者でもクロスカブのハンドルカスタムは比較的簡単に挑戦できる。ハンドルバーの交換、ハンドルブレースの取り付け、グリップの変更など、手軽にできるカスタムも多い。作業時には必要な工具を準備し、配線やケーブルの長さ、トルク管理、安全性の確認を徹底すれば、スムーズにカスタムを楽しめる。クロスカブの個性を引き立て、自分に合ったハンドルカスタムを試してみよう!
カスタムを検討する前に、まずはクロスカブのハンドル交換方法を知っておきたい方は【クロスカブ ハンドル 交換完全ガイド!】をご確認ください。
カスタムに必要な工具と準備

クロスカブのハンドルカスタムを成功させるためには、適切な工具の準備と事前の確認作業が重要だ。初心者でもスムーズに作業を進められるよう、必要な道具や準備すべきポイントを詳しく解説する。
1. 必要な工具一覧
ハンドルの交換やカスタムには、基本的な工具が必要となる。以下のリストを揃えておくと、作業がスムーズに進む。
- 六角レンチセット
- ハンドルクランプやブレーキレバーを外すのに使用する。
- サイズは5mm・6mmが多用される。
- スパナ・レンチ(10mm・12mm・14mm)
- クランプボルトやナットを緩めるのに必要。
- ドライバーセット(プラス・マイナス)
- スイッチボックスやグリップ交換時に使用。
- トルクレンチ
- 適正なトルクでボルトを締めるために使用。
- ハンドル固定ボルトの適正締め付けトルクを守ることで、安全性が確保できる。
- ゴムハンマー
- グリップをスムーズに装着するために使う。
- 直接叩くと傷がつくので、布やゴムを当てるのがコツ。
- パーツクリーナー・潤滑スプレー
- 古いグリップを外しやすくするために使用。
- グリップの滑りを防ぐため、取り付け後は完全に乾燥させることが重要。
- 絶縁テープ・タイラップ
- 配線の固定やまとめ作業に便利。
- ラチェットレンチ
- 迅速なボルトの着脱ができるので、作業効率を上げる。
- シリコンスプレー
- ハンドルポストや可動部に吹きかけることでスムーズな動作を維持できる。
2. 事前に確認すべきポイント
作業を始める前に、以下のポイントをチェックしておくとトラブルを未然に防ぐことができる。
- ハンドルの規格を確認
- クロスカブ(CC110)のハンドル径は Φ22.2mm で、多くの市販品と互換性がある。
- 幅や高さの変更によって、ケーブルやスイッチの取り回しが変わることがあるため、適合サイズを確認。
- ケーブルやワイヤーの長さを考慮
- 純正ハンドルから大幅に変更すると、スロットルワイヤーやブレーキホースが足りなくなることがある。
- 延長ケーブルが必要な場合は、適合するものを事前に用意しておく。
- 配線の取り回しを確認
- ハンドルスイッチ類(ウインカー、ホーン、エンジン始動ボタン)の配線がスムーズに取り付けられるかを確認。
- 配線が短い場合は、適切な位置にクランプすることで干渉を防げる。
- ハンドルクランプの締め付けトルクをチェック
- クランプボルトを適正なトルクで締めないと、走行中にハンドルがズレるリスクがある。
- メーカー指定のトルクを事前に調べておくと安心。
- 作業スペースを確保
- 屋外で作業する場合、風や埃の影響が少ない場所を選ぶ。
- 小さな部品を紛失しないように、トレイやマグネットシートを活用すると良い。
3. 作業前に行うべき準備
カスタム作業をスムーズに進めるために、以下の準備を済ませておこう。
- バイクの安定化
- サイドスタンドではなく、センタースタンドやメンテナンススタンドを使用することで、作業がしやすくなる。
- スタンドがない場合は、平坦な場所にバイクを置いて作業する。
- 電装系の保護
- ハンドル周りには多くの配線があるため、バッテリーのマイナス端子を外しておくとショートのリスクを防げる。
- 配線を無理に引っ張らないように注意。
- 交換するパーツの確認
- 取り付けるハンドルの形状やサイズを再確認し、干渉するパーツがないかチェック。
- 必要に応じて、ハンドルアップスペーサーやハンドルブレースを用意するとカスタムの自由度が増す。
- 工具の準備と手順の確認
- 作業中に手を止めずに済むよう、必要な工具をすべて揃えておく。
- 交換手順を頭の中で整理し、流れを把握しておくとスムーズに作業が進む。
4. 工具の選び方と品質の重要性
工具の品質によって、作業のしやすさが大きく変わる。初心者だからこそ、しっかりとした工具を使うことでスムーズに作業を進められる。
- レンチやドライバーは信頼できるメーカーを選ぶ
- 安価な工具は精度が低く、ボルトを傷める可能性がある。
- KTC、TONE、Snap-on などの有名メーカーの工具は耐久性も高く、作業効率が上がる。
- トルクレンチの使用を推奨
- 手締めでは適正な力加減が分かりにくいため、トルクレンチで適正トルクを管理するのがベスト。
- ハンドルの固定具は必ず純正規格を守る
- ハンドルの固定部分は走行の安全性に関わるため、メーカー推奨の規格を守る。
- 純正クランプを使用するか、専用のアフターマーケットパーツを選ぶ。
まとめ
クロスカブのハンドルカスタムを安全かつスムーズに行うためには、必要な工具をしっかりと準備し、事前に確認作業を徹底することが重要。
六角レンチやスパナ、ドライバー、トルクレンチ、潤滑スプレーなどの基本工具を揃えた上で、ハンドルの規格や配線の取り回しを確認することが成功のポイント。
作業環境を整え、安全面を意識しながらカスタムを楽しもう!
クロスカブのハンドル カスタムに関連する質問 Q&A

Q. クロスカブ110の時速は何キロですか?
クロスカブ110(CC110)の最高速度はおよそ90km/h前後とされている。ただし、これはノーマル状態での一般的な数値であり、乗車重量・路面状況・風の影響によって実際の最高速度は変動する。
また、法定速度を超える走行は道路交通法に違反するため、安全運転を心がけることが重要だ。特に長距離ツーリングでは、エンジン負荷を抑えるために無理な高速走行を避け、70km/h程度の巡航速度を意識すると快適に走れる。
Q. クロスカブは満タンで何キロ走ります?
クロスカブ110(CC110)の燃費性能は非常に優れており、実燃費はリッター50〜60km程度とされている。
純正のガソリンタンク容量は4.1Lなので、単純計算では満タンで200〜250km程度走行可能ということになる。
ただし、走行状況や積載量、エンジンの回転数の使い方によって燃費は変動するため、長距離ツーリングを計画する際は、早めの給油を意識すると安心。
Q. クロスカブ 何キロ出る?
クロスカブの最高速度に関しては、ノーマル状態で約90km/hが目安だが、風の影響や勾配のある道路では80km/h程度が実際の最高速度になることも多い。
エンジンに負荷をかけすぎずに快適な走行を楽しむためには、60〜70km/h程度の巡航速度が最適とされる。
カスタムによってエンジン出力を向上させたり、スプロケットを交換することで最高速度を引き上げることも可能だが、耐久性や安全性を考慮して無理な改造は避けるのが望ましい。
Q. クロスカブ110のハンドル径は?
クロスカブ110(CC110)のハンドル径は、Φ22.2mm(22.2mm径)となっている。
このサイズは一般的なバイクのハンドルバーと同じ規格のため、カスタムパーツの選択肢が豊富なのが特徴だ。
ただし、ハンドルを交換する際は、ケーブルの取り回しやスイッチボックスの固定位置に注意が必要。純正のブレーキホースやスロットルケーブルが短すぎると無理な力がかかり、操作性が悪化する可能性があるため、カスタムの際にはハンドル幅や高さに適したワイヤーを選ぶことが重要だ。
クロスカブ ハンドル カスタムの種類とおすすめパーツ
クロスカブのハンドルカスタムには、さまざまな種類があり、スタイルや乗り心地に大きな影響を与えます。どのタイプを選ぶかによって、操作性や快適性が変わるため、自分の目的に合ったカスタムを選ぶことが重要です。
ここでは、代表的なハンドルの種類や、ハンドル幅やポジションの調整方法、カスタム時におすすめのパーツについて詳しく解説していきます。
- チョッパーハンドルとアップハンドルの特徴
- ハンドル幅とポジションの調整ポイント
- ハンドルブレースとハンドルマウントの選び方
- ハンドルバーとハンドルカバーのカスタム方法
- ハンドル交換時の注意点と快適な乗り方
- クロスカブのハンドル カスタムに関する Q&A
チョッパーハンドルとアップハンドルの特徴
クロスカブのカスタムにおいて、ハンドル選びはライディングスタイルや見た目の印象を大きく左右する重要な要素の一つだ。特に「チョッパーハンドル」と「アップハンドル」は、それぞれ異なる特性を持ち、乗り心地や操作性に大きな違いが生じる。ここでは、それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説する。
チョッパーハンドルの特徴
チョッパーハンドルは、一般的に幅が広く、前方へ突き出した形状をしているのが特徴だ。カスタムバイクやアメリカンスタイルのバイクによく採用され、ロングツーリング向けのゆったりした乗車姿勢を実現する。
メリット
- スタイリッシュな見た目:クロスカブを個性的なカスタムバイクに仕上げることができる。
- 直線走行が安定:幅広のハンドルは、長距離走行時の安定感を向上させる。
- 快適なライディングポジション:腕を前方に伸ばすスタイルになるため、肩や背中への負担が軽減される。
デメリット
- 小回りが利きにくい:幅が広いため、狭い道での取り回しがやや難しくなる。
- 風の影響を受けやすい:特に高速走行時には、ハンドルが風の抵抗を受けやすくなる。
- 長時間の操作で疲れやすい:腕を伸ばす姿勢が長時間続くと、手や肩が疲れやすい。
アップハンドルの特徴
アップハンドルは、純正よりも高さがあり、手首が自然な角度になるよう設計されているのが特徴。クロスカブに適した街乗りからツーリングまでバランスの取れたカスタムが可能になる。
メリット
- 視界が広がる:高い位置にハンドルがあるため、自然な前傾姿勢にならず視界が広がる。
- 取り回しがしやすい:車体のコントロールがしやすく、低速時や狭い道での操作性が向上する。
- 疲労軽減:アップハンドルは、腕や手首の負担を軽減し、長時間の運転でも疲れにくい。
デメリット
- 高速走行時にふらつきやすい:風を受ける面積が増えるため、スピードを出しすぎると不安定になることがある。
- スポーティーな走行には不向き:コーナリング時の荷重移動が難しくなるため、スポーティーな走りを求める場合には適さない。
クロスカブに適したハンドル選び
クロスカブのカスタムにおいて、チョッパーハンドルとアップハンドルはどちらも選択肢として人気がある。しかし、どちらを選ぶかは使用目的やライディングスタイルによって異なる。
- ツーリングや長距離走行を重視するならチョッパーハンドル
- 街乗りや扱いやすさを重視するならアップハンドル
また、ハンドルを交換する際にはワイヤー類やスロットルケーブルの長さが適切か確認することが重要だ。無理に取り付けると、ハンドル操作時の負担が増え、安全性が損なわれる可能性があるため、カスタムの際は慎重に選択しよう。
ハンドル幅とポジションの調整ポイント
クロスカブのハンドルカスタムでは、「ハンドル幅」と「ポジションの調整」が重要なポイントとなる。適切なハンドル幅とポジションを設定することで、快適なライディング姿勢が確保でき、操作性の向上や長時間走行時の疲労軽減にもつながる。ここでは、クロスカブのハンドル幅の決め方やポジション調整のポイントを詳しく解説する。
ハンドル幅の適正サイズとは?
ハンドル幅は、ライダーの体格やライディングスタイルに合わせて選ぶ必要がある。一般的に、純正ハンドルの幅は約700mm前後であり、この幅を基準に自分に合ったカスタムを検討すると良い。
ハンドル幅の選び方
- 狭めのハンドル(600mm〜700mm)
- 小回りが利きやすく、街乗りに適している
- 狭い路地や渋滞時のすり抜けがしやすい
- 体への風の抵抗が減り、高速走行時に安定する
- 広めのハンドル(700mm〜800mm)
- ステアリングの操作性が向上し、直進安定性が高まる
- ゆったりとしたライディングポジションが可能
- 長時間のツーリングでも肩や手首への負担が減る
クロスカブの場合、長距離ツーリング向けなら広めのハンドル、街乗り中心なら純正または少し狭めのハンドルが適している。特に、すり抜けを考慮するなら、純正サイズからあまり変えない方が利便性が高い。
ポジション調整のポイント
ハンドルポジションの調整は、快適なライディング姿勢を作る上で欠かせない。適切なポジションに調整することで、疲労軽減や操作性向上が期待できる。
調整時のポイント
- 腕が自然に伸びる位置を確保
- ハンドルが遠すぎると、腕や肩に負担がかかりやすい
- 逆に近すぎると、窮屈な姿勢になり操作しづらい
- 手首が軽く曲がる程度の距離が理想的
- ハンドルの高さをライディングスタイルに合わせる
- 低めのハンドル:スポーティーな乗り方をしたい人向け。前傾姿勢になり、空気抵抗が減る。
- 高めのハンドル:ゆったりとしたツーリングスタイル向け。視界が広がり、上半身の負担が減る。
- ハンドル角度の微調整
- 少し前に倒すと、腕が伸びやすくなり、リラックスしたポジションになる
- 少し後ろに引くと、手首の負担が減り、街乗り時の操作がしやすい
- ハンドルマウントやブレースで剛性を確保
- ハンドルブレースを装着すると、ハンドルの剛性が上がり、振動を抑えられる
- ハンドルマウントを調整して高さや角度を変更すると、より自分に合ったポジションを作れる
最適なセッティングを見つけるために
ハンドルの幅やポジションの調整は、一度設定すれば終わりではなく、実際に走行しながら微調整することが大切。乗車時の姿勢や操作性を確認しながら、以下の点を意識するとよい。
- 肩や手首に余計な力が入っていないか
- 長時間乗っても疲れにくいか
- バイクの操作がしやすいか
また、ハンドル幅やポジションを変更した際には、ワイヤー類(アクセルワイヤー、クラッチワイヤー、ブレーキホース)の長さが適切か確認することが重要だ。特にハンドルを高くすると、ワイヤーが届かなくなることがあるため、延長ケーブルなどの追加パーツが必要になることもある。
クロスカブのハンドルカスタムを成功させるためには、自分の体格や用途に合った最適なハンドル幅とポジションを見極めることが重要だ。街乗りかツーリングか、求めるスタイルに合わせて慎重に調整しよう。
ハンドルブレースとハンドルマウントの選び方
クロスカブのハンドルカスタムを行う際に、ハンドルブレースとハンドルマウントの選び方は重要なポイントとなる。これらのパーツを適切に選ぶことで、ハンドルの剛性を高め、操作性や快適性を向上させることが可能だ。
ハンドルブレースの役割と選び方
ハンドルブレースとは、ハンドルの中央部分に取り付ける補強パーツであり、主に以下のような役割を果たす。
ハンドルブレースの役割
- ハンドルの剛性を向上させる
→ 高速走行時の振動を軽減し、安定感を向上させる。 - ハンドルのしなりを防ぐ
→ オフロードや悪路走行時でも、しっかりとした操作感を維持できる。 - アクセサリーの取り付けスペースを確保
→ スマホホルダーやUSB電源、ナビゲーションデバイスなどの装着が可能。
ハンドルブレースの選び方
クロスカブ用のハンドルブレースを選ぶ際には、以下の点をチェックしよう。
- 適合サイズの確認
- 純正ハンドルの場合、一般的な**φ22.2mm(22.2mm径)**のハンドルブレースが適合する。
- 社外製のハンドルに交換する場合は、ハンドル径が異なる可能性があるため、装着可能なサイズを確認する。
- 固定方法の種類
- クランプ式
→ ハンドルに挟み込んで固定するタイプ。取り付けが簡単で汎用性が高い。 - ボルト固定式
→ ハンドルの左右にしっかり固定できるが、取り付けには工具が必要。
- クランプ式
- デザインとカラー
- ブラックやシルバー、ゴールドなどのカラーがあり、バイクの外観に合わせて選ぶと統一感が出る。
- メーカーごとにデザインが異なるため、カスタムのコンセプトに合わせたものを選ぶと良い。
- 有名メーカーのおすすめモデル
- エンデュランス(ENDURANCE)製
→ クロスカブ専用設計でフィット感が良く、デザインもシンプル。 - デイトナ(DAYTONA)製
→ 汎用性が高く、剛性の高いアルミ製モデルが豊富。 - タナックス(TANAX)製
→ ツーリング向けのアクセサリー取り付け用に最適。
- エンデュランス(ENDURANCE)製
ハンドルマウントの役割と選び方
ハンドルマウントは、ハンドルの高さや角度を調整するためのパーツで、ライディングポジションの最適化に役立つ。
ハンドルマウントの役割
- ハンドルの高さを調整し、ライディング姿勢を改善
- 長距離ツーリング時の疲労軽減
- カスタムハンドル装着時の微調整
ハンドルマウントの選び方
ハンドルマウントを選ぶ際には、以下のポイントを押さえておこう。
- 高さ調整の範囲
- 純正より10mm~30mmアップできるモデル
→ 身長の高いライダーや、リラックスした姿勢を求める人向け。 - 角度調整が可能なモデル
→ ハンドルの前後位置も微調整できるため、乗り心地の最適化が可能。
- 純正より10mm~30mmアップできるモデル
- 素材と剛性
- アルミ製マウント
→ 軽量で剛性が高く、耐久性に優れる。 - スチール製マウント
→ 剛性が高いが、重量が増すデメリットがある。
- アルミ製マウント
- クロスカブに適合するメーカー
- エンデュランス製
→ クロスカブ専用設計のため、フィット感抜群。 - キジマ(KIJIMA)製
→ 高さ調整可能なモデルが多く、ポジションの自由度が高い。 - デイトナ製
→ 耐久性の高いアルミ製で、長距離ツーリング向けに最適。
- エンデュランス製
ハンドルブレースとハンドルマウントを組み合わせたカスタム
クロスカブのハンドルカスタムでは、ハンドルブレースとハンドルマウントを併用することで、より快適なライディングポジションを実現できる。
おすすめの組み合わせ
- ハンドルブレース+アップタイプのハンドルマウント
→ 長距離ツーリング向け。ゆったりしたポジションを確保できる。 - ハンドルブレース+角度調整可能なハンドルマウント
→ シート高とのバランスを調整し、最適なポジションを作れる。 - クランプ式ハンドルブレース+高さ固定のハンドルマウント
→ シンプルな構成で、街乗り向けにフィット。
まとめ
クロスカブのハンドルカスタムでは、ハンドルブレースとハンドルマウントの選び方が重要になる。ブレースを取り付けることで剛性が向上し、ハンドルマウントを適切に選ぶことで、ライディングポジションを最適化できる。
自分の用途(ツーリング・街乗り・オフロード)に合わせて、最適なパーツを選び、クロスカブの快適なハンドルカスタムを実現しよう。
ハンドルバーとハンドルカバーのカスタム方法
クロスカブのハンドルカスタムでは、ハンドルバーとハンドルカバーの変更が人気だ。これらを適切にカスタムすることで、見た目のスタイルを変えられるだけでなく、快適性や操作性も向上する。ここでは、それぞれのカスタム方法を詳しく解説する。
ハンドルバーのカスタム方法
ハンドルバーの変更は、乗り心地や操作性を大きく左右する。自分のライディングスタイルに合ったものを選ぶことで、より快適で個性的なクロスカブに仕上げることが可能だ。
ハンドルバーの種類
- チョッパーハンドル
- アメリカンバイクのようなデザイン
- 高さがあるため、リラックスしたライディングが可能
- 長距離ツーリング向き
- アップハンドル
- 純正よりも少し高めのハンドル
- 前傾姿勢を軽減し、楽な姿勢で運転できる
- シートの高さとのバランスを調整しやすい
- フラットハンドル
- 水平に近い形状でスポーティなスタイル
- ハンドル操作がしやすく、街乗り向け
- 低重心で安定感が増す
- ワイドハンドル
- ハンドル幅を広げることで、ゆったりとした操作感
- オフロード走行にも適し、コントロールしやすい
- 長距離ツーリングでも疲れにくい
ハンドルバーの交換手順
- 必要な工具を準備
- 六角レンチ
- スパナ
- ドライバー
- ハンドルバー専用の固定ボルト
- 純正ハンドルの取り外し
- メーター周りのカバーを外し、ハンドル固定ボルトを緩める
- スロットルやクラッチワイヤーを取り外す
- ハンドルを引き抜き、新しいハンドルに交換する
- 新しいハンドルバーを装着
- 適切な角度に調整し、しっかりと固定
- スロットルやクラッチワイヤーを再接続
- 走行前に操作性をチェックし、微調整を行う
ハンドルバーのカスタムポイント
- ポジション調整が重要
→ 高すぎると腕や肩が疲れ、低すぎると前傾姿勢がきつくなる。 - ケーブルの長さに注意
→ 長さが足りないと交換が必要になるため、事前に確認しておく。 - 剛性のある素材を選ぶ
→ ステンレスやアルミ製のハンドルは耐久性が高く、長期間使える。
ハンドルカバーのカスタム方法
ハンドルカバーは、デザイン面だけでなく、防寒や防水対策にも役立つパーツだ。特に冬場や雨天時のライディングには欠かせないアイテムとなる。
ハンドルカバーの種類
- 純正風ハンドルカバー
- 純正デザインに馴染むスタイル
- シンプルで汎用性が高い
- 防寒・防風効果は控えめ
- ウインドガード付きハンドルカバー
- 風よけが強化され、冬でも指先が冷えにくい
- 透明なガードがついており視認性が確保される
- ツーリングや長距離走行に最適
- レザー調ハンドルカバー
- カスタム感を重視したデザイン
- おしゃれでヴィンテージ感のあるクロスカブに仕上がる
- 防水性能は低いため、雨天時の使用には注意が必要
- オフロード向けナックルガード
- 手元を守るプロテクション性能が高い
- 軽量で頑丈な素材が多く、転倒時にも安心
- ハンドル操作がしやすいが、防寒性能は低め
ハンドルカバーの装着手順
- ハンドルのクリーニング
- 取り付ける前に、ハンドル部分の汚れや油分をしっかり拭き取る。
- ハンドルカバーの装着
- ハンドル端にカバーを固定し、ネジやベルトでしっかり固定。
- ナックルガードの場合は、専用ブラケットで取り付ける。
- 動作確認
- スロットルやブレーキレバーの可動域を確保する。
- ハンドルを左右に切ったときに干渉しないかチェックする。
ハンドルカバーのカスタムポイント
- 用途に合わせたカバーを選ぶ
→ 冬場なら防寒性能の高いもの、夏場は通気性の良いものが適している。 - 装着時のフィット感を重視
→ 大きすぎると操作性が悪くなり、小さすぎるとブレーキレバーに干渉する可能性がある。 - デザインと機能性のバランスを考える
→ クロスカブのカラーやカスタムの方向性に合わせたデザインを選ぶと統一感が出る。
まとめ
クロスカブのハンドルカスタムでは、ハンドルバーとハンドルカバーの変更によって、操作性・快適性・デザイン性を向上させることができる。
- ハンドルバーのカスタム
→ 乗り心地やスタイルを大きく左右するため、用途に合った形状を選ぶことが重要。 - ハンドルカバーのカスタム
→ 冬場の防寒対策や雨天時の快適性向上に貢献。デザインと実用性のバランスを考える。
クロスカブの個性を引き出すために、自分に合ったハンドルカスタムを施し、より楽しいライディングを楽しもう!
ハンドル交換時の注意点と快適な乗り方
クロスカブのハンドル交換は、見た目のカスタムだけでなく、ライディングポジションや操作性を向上させる重要なカスタムの一つだ。しかし、交換時にはいくつかの注意点があり、それを踏まえることでより快適な乗り心地を実現できる。
クロスカブのハンドル交換の基本手順や注意点について詳しく知りたい方は、【クロスカブ ハンドル 交換完全ガイド!】を参考にしてください。
ハンドル交換時の注意点
① ハンドルの適合サイズを確認する
クロスカブ(CC110)の純正ハンドル径は22.2mmであり、交換するハンドルも同じサイズでなければ装着できない。購入前にハンドル径の確認を忘れずに行おう。
また、ハンドルの幅や高さが極端に変わると、ケーブル類(スロットルワイヤー・クラッチワイヤー・ブレーキホース)の長さが合わない場合がある。ケーブルの取り回しや、必要に応じて延長パーツがあるかも事前にチェックしておくと安心だ。
② ハンドルの高さ・角度による影響
ハンドルの高さや角度を変えることで、乗車姿勢や操作感が大きく変わる。選択肢として、以下の3つが挙げられる。
- アップハンドル(高さが高い) → 腕や肩に余計な力が入らず、長距離ツーリングに向いている。ただし、風の影響を受けやすい。
- チョッパーハンドル(高さが極端に高い) → 見た目のインパクトが大きいが、操作性が犠牲になりやすい。街乗りには適しているが、長距離走行には向かない。
- 低めのハンドル(純正に近い高さ) → 風の影響を受けにくく、安定した走行が可能。特にオフロード走行時には操作しやすい。
自分の体格や用途に合ったハンドルを選ぶことで、快適な乗り心地を実現できる。
③ ケーブル・スイッチ類の取り回し
ハンドルを交換すると、純正とは異なる形状になるため、ケーブル類の長さが足りなくなる場合がある。具体的には以下の点に注意しよう。
- ケーブルの余裕を持たせる
- ハンドルをフルに切った際に、ケーブルが突っ張らないかを確認。
- 必要に応じて延長キットや、取り回しの変更を行う。
- スイッチボックスの位置を調整
- スイッチ類が握りやすい位置にくるよう、角度を調整する。
- ハンドル交換時にスイッチ配線の長さが足りなくなる場合があるため、延長用ハーネスの準備を検討する。
- ブレーキホースの長さをチェック
- 高めのハンドルにすると、ブレーキホースの長さが足りなくなる可能性がある。
- 延長ホースやロングワイヤーが必要かどうかを事前に調査しておく。
快適な乗り方のポイント
① ライディングポジションの調整
ハンドル交換後は、必ず乗車姿勢を確認し、快適なポジションに調整することが重要だ。以下の点を意識しよう。
- 腕が軽く曲がる自然な位置にハンドルをセット
- 足の位置とシートの高さのバランスを取る
- 長距離走行時に無理のない姿勢で乗れるようにする
アップハンドルに交換した場合は、背中が反りすぎないように調整し、無理な姿勢にならないよう注意することが大切だ。
② 長距離ツーリング時の工夫
クロスカブはツーリングにも適したバイクであり、ハンドル交換によって快適な走行を実現できる。長距離ツーリングを想定するなら、以下のアイテムを追加するのもおすすめだ。
- ハンドルブレースの取り付け
- 振動を抑え、安定感を高める。
- スマホホルダーやナビを取り付けやすくなる。
- ハンドルカバーの活用
- 冬場の寒さ対策として有効。
- 長距離走行時に手が疲れにくくなる。
- グリップヒーターの導入
- 冬場の快適性が格段に向上。
- ロングツーリング時の手の冷えを防ぐ。
まとめ:クロスカブ ハンドル カスタムの総括とポイント
- クロスカブのハンドルカスタムは乗り心地や操作性に大きく影響する
- アップハンドルは視界が広がり、長距離ツーリングに適している
- チョッパーハンドルは個性的な見た目だが、小回りが利きにくい
- ハンドル幅を広げると直進安定性が向上し、狭めると操作性が向上する
- ハンドルブレースの装着で剛性が向上し、振動が軽減される
- ハンドルマウントの変更で高さや角度を調整しやすくなる
- ハンドル交換時はワイヤーやブレーキホースの長さに注意が必要
- グリップの交換は操作性を向上させ、手の疲れを軽減できる
- ハンドルカバーは防寒・防風対策として有効なアイテムである
- 純正ハンドルは安定性が高く、長距離走行に適している
- カスタムハンドルはライディングポジションの自由度が高い
- ハンドル交換には六角レンチやスパナなどの工具が必要
- 高速走行時はアップハンドルより低めのハンドルが安定する
- ケーブル類の取り回しを確認し、安全に動作するかチェックする
- ハンドルカスタムは見た目だけでなく、走行性能の向上にもつながる
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クロスカブ ハンドル カスタムの総括とポイント